テスト駆動開発(TDD)は、ソフトウェア開発の効率を劇的に向上させる強力な手法です。特にSpring Bootの初学者にとって、TDDは堅牢でバグの少ないアプリケーションを構築するための理想的なアプローチです。TDDは「テストを書く」「コードを書く」「リファクタリングする」のサイクルを繰り返し、設計を進めるプロセスです。これにより、コードの品質を維持しつつ、保守性が高いアプリケーションを実現できます。 Spring Bootは、TDDに必要な便利なテストフレームワークやツールを提供しています。例えば、JUnitを使った単体テストや、MockMvcを利用したWeb層のテストは非常に直感的で、すぐに学び始められます。また、Spring Testモジュールを使用することで、Springコンテナを活用した統合テストも簡単に実行できるため、実際の環境に近い形でアプリケーションの動作を確認することが可能です。 初めてのプロジェクトでTDDを採用してみることで、開発プロセスの早い段階で問題点を可視化し、修正するチャンスを得られます。このような実践的な経験を通じて、開発者としての成長も促進されます。TDDを取り入れて、Spring Bootでの開発を一段階上のものにしてみましょう。あなたのプログラミングスキルを大きく飛躍させることができるでしょう。
内容 | テスト駆動開発の原点が新訳で蘇る 本書は、自分たちのコードに自信を持って開発を続けたいプログラマ、チームリーダー向けに、テスト駆動開発(TDD)の実践方法を解説した“Test-Driven Development By Example”の日本語版です。テスト駆動開発の考案者であるKent Beck自身によって書かれた原典を、日本におけるテスト駆動開発の第一人者である和田卓人氏が訳しました。 テスト駆動開発とは単にテスト自動化を行うことではなく、ユニットテストとリファクタリングを両輪とした小さいサイクルを回すことで不確実性を制御し、不断の設計進化を可能にする手法であることを、実例を通して学ぶことができます。 まえがき 謝辞 はじめに 第I部 例題:通貨オブジェクト 第1章 多国通貨オブジェクト 第2章 目標を手前に設定する 第3章 万人の平等 第4章 プライバシー 第5章 フランクに話すなら 第6章 万人の平等、再び 第7章 リンゴとオレンジ 第8章 オブジェクトを作る 第9章 times 第10章 timesの実験 第11章 諸悪の根源 第12章 ようやく、足し算 第13章 実装を導く 第14章 変化 第15章 通貨の混合 第16章 今度は抽象化 第17章 多国通貨の全体ふりかえり 第II部 例題:xUnit 第18章 xUnitへの道 第19章 前準備 第20章 後片付け 第21章 数え上げ 第22章 失敗の扱い 第23章 スイートにまとめる 第24章 xUnitの全体ふりかえり 第III部 テスト駆動開発のパターン 第25章 テスト駆動開発のパターン 第26章 レッドバーパターン 第27章 テスティングパターン 第28章 グリーンバーパターン 第29章 xUnitパターン 第30章 デザインパターン 第31章 リファクタリング 第32章 TDDを身につける 付録A 因果ループ図 付録B フィボナッチ 付録C 『テスト駆動開発』出版後の15年 参考文献 あとがき 訳者あとがき 著者・訳者について |
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著者 | Beck,Kent 和田,卓人 |
出版日 | 201710 |
出版社 | オーム社 |
ISBN-13 | 9784274217883 |
データ提供元 | openBD, 楽天 |
価格 | 3,080 詳細はこちら |
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