Kubernetesは、そのスケーラビリティや柔軟性から、多くの企業が採用しているコンテナオーケストレーションツールです。しかし、便利な反面、セキュリティに関する懸念も少なくありません。初心者にとって、そのセキュリティの実践は一見難しいように思えるかもしれませんが、「Docker/Kubernetes : 開発・運用のためのセキュリティ実践ガイド」を手に取ることで不安を解消できます。 このガイドでは、Kubernetesの基本的な概念から始まり、セキュリティベストプラクティス、具体的な設定、運用管理に至るまで、段階を追って分かりやすく解説しています。実際の事例やケーススタディが豊富に含まれているため、実践的な知識を身につけやすく、スキルを一歩ずつ高めることができます。 さらに、セキュリティの専門知識がない方でも安心して読み進められるように、技術用語の説明や初心者向けのヒントも盛り込まれています。この一冊を通じて、Kubernetesのセキュリティの重要性を理解し、自身のプロジェクトに即実践できるノウハウを得ることができるでしょう。初学者が自信を持ってKubernetesに取り組むための強力なサポートとなる本書をぜひ手に取ってみてください。
内容 | DockerやKubernetesを使ってアプリケーションをデプロイすることは、いまや当たり前になりつつあります。しかしながら、DockerやKubernetesのセキュリティを確保することはいまだに簡単ではありません。 デフォルトの設定でコンテナを実行していませんか? Kubernetesのリソースに対する権限を正しく設定できていますか? 本書は、DockerやKubernetesのセキュリティを強化するための設定方法や、便利なツールの使い方について、網羅的かつ詳細に記しています。また、Dockerに代わるコンテナエンジンとして話題のPodmanなど、最新のソフトウェアに関する情報もふんだんに盛り込みました。 第1章 Docker/Kubernetesのおさらい ・DockerやKubernetesの使い方について簡単におさらいします。 第2章 コンテナ運用における脅威の事例 ・DockerやKubernetesを構成するコンポーネントの過去の脆弱性情報や、設定ミスによる攻撃被害事例を紹介します。 第3章 ランタイムのセキュリティTips ・Docker APIエンドポイントを保護する方法、コンテナを非rootユーザで実行する方法や、SELinuxでファイルアクセスを厳しく制限する方法などを紹介します。 第4章 イメージのセキュリティTips ・Dockerイメージの脆弱性を検査する方法や、プライベートイメージレジストリの構築方法などを紹介します。 第5章 KubernetesクラスタのセキュリティTips ・Service AccountやRBACの基本的な設定方法から、独自のAdmission Webhookの開発方法といった応用的なTipsまで幅広く紹介します。 第6章 アプリケーション間通信を守る ・Network PolicyやIstioを使ってPodの通信を制御する方法や、SPIFFEでアプリケーションを認証する方法を紹介します。 |
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著者 | 須田,瑛大 五十嵐,綾,pub.2019 宇佐美,友也 |
出版日 | 202002 |
出版社 | マイナビ出版 |
ISBN-13 | 9784839970505 |
データ提供元 | openBD, 楽天 |
価格 | 4,048 詳細はこちら |
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