SQLアンチパターンとは、データベース設計やクエリ作成において避けるべき間違ったアプローチや慣習のことです。初学者の皆さんにとって、これらを理解し、避けることは非常に重要です。なぜなら、アンチパターンを無視してしまうと、アプリケーションのパフォーマンスが低下したり、将来的な保守が難しくなる恐れがあるからです。 たとえば、「選択すべきカラムを*(アスタリスク)で一括取得する」というのはよくあるアンチパターンです。これでは、不要なデータを取得してしまい、ネットワーク帯域やメモリを無駄に消費してしまいます。代わりに、必要なカラムを明示的に指定しましょう。 また、「JOINを使わずに複数のクエリを連続実行する」というのも避けるべきです。JOINを適切に利用することで、データベースの処理負荷を軽減し、効率的なデータ取得が可能になります。 これらのアンチパターンを知ることで、自信を持ってSQLを扱えるようになります。学びを深め、クリーンで効率的なデータベース操作を目指しましょう。最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、正しい知識を身につけることで、より効果的なデータベース管理が行えるようになります。
内容 | データベース論理設計、データベース物理設計、クエリの記述、アプリケーション開発という4つのカテゴリに分け、それぞれの分野におけるアンチパターンを紹介し、失敗を避けるためのより良い方法を紹介。複数の値を持つ属性や再帰的なツリー構造の格納から、小数値の丸めやNULLの扱いに起因する問題、全文検索やSQLインジェクション、MVCアーキテクチャなど、実践的かつ幅広いトピックを網羅。 |
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著者 | Karwin,Bill 和田,卓人 和田,省二 児島,修 |
出版日 | 201301 |
出版社 | オーム社 |
ISBN-13 | 9784873115894 |
データ提供元 | openBD, 楽天 |
価格 | 3,520 詳細はこちら |
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レビュー平均 | 4.44 |
レビュー件数 | 37 |